型形成
鋳物砂と粘土汁をまぜて挽型板を回して型を作ります。
挽き上げた胴型が乾燥しない間に、アラレ等の模様を付けます。
すべて職人の手作業による職人技です。
模様押しの終わった鋳型を焼成して固めます。焼型と呼ばれるゆえんです。
注湯・型ばらし
溶けた鉄を”湯”と呼びます。型に注いで鋳込みます。
鋳込みを終了後に、鉄器を型から取外します。鉄瓶の空洞を作る中子も取り除きます。
釜焼き
約900度の釜で1時間ほど鉄瓶を釜焼します。
この作業により、さび防止の酸化被膜を付けます。
塗装・仕上
漆を焼き付けて、更に”さび”(鉄・茶殻・酢を混ぜたもの)をかけます。
組立・完成(つる付けなどの組立)
焼型鉄瓶は仕上げまでに約80もの工程が必要とされ、長い時間をかけ出来上がった作品はまさに芸術品です。
良質な鉄を原材料とし、高い鋳物技術で仕上げます。
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