※本商品は11月に価格改定を予定しております。
※手作業による着色のため、色合いに個体差がございます。
※本商品は清茂・清末の2名の伝統工芸士により製作されております。
鉄瓶に施される銘は清茂・清末のどちらかとなります。
一点一点丁寧に伝統技法(焼型法)により仕上げられております。
文様は伝統的なアラレ文様を施しております。
アラレ文様は鉄瓶が肉厚になり、保温効果が増すという先人の卓抜な知恵と緻密なデザインが今も受け継がれています。
趣のあるクラシカルなデザインは、和風のキッチン・洋風のお部屋共におしゃれな雰囲気を演出してくれます。
蓋の縁にもアラレ文様を施しております。
蓋の摘みは大黒様の富をもたらす象徴・縁起物「宝槌」をデザインしております。
大黒様は日本の七福神の一柱で、繁栄と豊穣の神として信仰されています。
宝槌は「打つほどに宝が出る」という伝説に基づき、持ち主に無限の富と幸運をもたらすとされ、商売繁盛を願う際に重宝されます。
蓋の摘みに宝槌をデザインした鉄瓶は、所有する方に幸運と繁栄をもたらすという願いを込めて造られています。
打ち出の小槌摘みには虫食いと呼ばれる穴の細工が施されております。
虫食いは、虫が食べた跡や穴が生じることからその名がついています。
虫食いは枯れた風情を醸し出し、華やかさだけでない日本の美意識「侘び寂び(わびさび)」を表現しております。
侘び寂びは日本の文化や精神性を象徴する大切な概念であります。
蓋は本体の中に納まる姥口タイプです。
弦(取っ手)は「立ち鉉」と云われる、鍛造製法により造られた扁平な楕円形。
弦の外側に透かし穴を穿ちます。
透かし穴があるものは「立ち鉉透かし」と云われております。
立ち鉉は鍛造で生まれる独特の質感が美しいアクセントとなり、鉄瓶の美観を一層引き立てます。
弦(取っ手)は固定されております。
内側は伝統技法「釜焼き」による錆止め仕上げ。
釜焼きは鉄瓶を高温の釜に入れて焼成することで行われます。
この工程により、鉄瓶の表面に酸化皮膜が形成されます。
酸化皮膜が形成されることによって、鉄瓶の鉄分が安定化されます。
沸かしたお湯の風味が向上し、錆や腐食が防がれます。
釜焼きによる錆止め仕上げは、古来から伝わる伝統的な技法です。
外側は漆・おはぐろ焼付け仕上げ。
鉄瓶を炭火で400度程度に加熱し,下塗りとして表面に刷毛を用いて漆を焼付けます。
下塗りの終わった鉄瓶を再度加熱して,おはぐろ(鉄片を漬けた酢酸鉄溶液に茶汁を混ぜ合わせた汁)で仕上げ塗りをします。
この工程により鉄瓶に美しさが得られ、風合いや色合いが長期間にわたって美しく保たれます。
色合いは「侘び寂び(わびさび)」を表現した美しい枯れ色に仕上げております。
容量は多めにお湯を沸かせるサイズの約1.5L。
多めにお湯を沸かしたい方や、保温ポットに入れるお湯を鉄瓶で沸かしたい方におすすめです。
熱源はガス・100V IH対応。
※200VIH調理器でお使いの場合、強火で加熱すると底部が変形する可能性がございます。
中火以下でお使いください。
作者:三代目清茂(八重樫亮)・四代目清末(藤原慎一)
サイズ:W18cm X D16cm X H21.5cm
重さ:約1.62kg
容量:約1.5L
素材:鉄鋳物(内面:酸化皮膜仕上、外面:漆焼付仕上)
生産国:日本(岩手県)
対応熱源:直火(中火以下)、IH調理器(中火以下)、電気コンロ
包装形態・付属品:専用箱、しおり
※別売りオプションの敷物・釜敷 丸アラレ(大)セット例を商品画像に載せておりますのでご確認ください。